キャンプ用に無印のコンテナを購入しました。雑多なものを収納するのに良い大きさだし、雨にも強く、大人が座っても問題ないレベルの頑丈さ。ただ純正の見た目では少し寂しく感じたので、ふと思い立ってカッティングシートを使った自作のロゴステッカーを作って貼る事にしました!
自作のステッカー作成は初心者ですが、需要はあるかなと思いましたので、写真入りで全工程をまとめています。自作ステッカーに興味ある・作りたいと思っている方の参考になれば幸いでございます(^ω^)
●工程
- 準備するもの・必要な道具(7つ道具)
- 印刷した紙とカッティングシートを重ねる
- 内側から切り取る(目・鼻)
- 内側から切り取る(顔・耳)
- 内側から切り取る(輪郭)
- 抜いていく部分を剥がす
- 調整のための切り取り
- マスキングテープを全面に貼る
- 貼り付け
■1. 準備するもの・必要な道具(7つ道具)
- 1.カッティングシート
- ステッカーの元になるシール状のシートです。今回は黒色を使いましたが、車に貼る場合は白色の方が映えると思います。色味やツヤなど素材はたくさんあるのでお好みでどうぞ。
- 2.ロゴを印刷した紙
- 今回は大好きなDODのロゴを公式サイトから拝借してPhotoshopで若干調整したものをA4の普通紙に印刷しました。
- 3.デザインナイフ(アートナイフ)
- 一般的なカッターナイフでも不可能ではないですが、細かい作業になると「デザインナイフ」と呼ばれるペン形状の持ち手の方が切りやすいです。最初は有名なオルファ(OLFA)のデザインナイフを購入して使ってましたが、写真はダイソーに売ってたものです。この形状なら基本的に切りやすいです。
- 4.カッターマット(カッティングマット)
- 小学校以来に購入しました。曲線切り取る際はマットを回すので、小さなサイズを切る場合はマットも小さい方が使いやすいです。こちらもダイソーに売ってます。
- 5.マスキングテープ
- 万能品のマスキングテープです。紙とシートをマットに固定するためと、最後の貼り付けで使用します。mtが有名ですが、こちらもダイソーで購入しました。(本当にダイソーは便利ですね!)
- 6.スティックのり
- 切り抜く線が太い場合は特に要りませんが、細い線など、紙とシートをズラしたくない場合はあると断然便利です。
- 7.あきらめない心
- 数字合わせで入れましたが大事です。最初は工程間違うし、シートはズレるし、ずっと下向いて首痛いし、本当にしんどいです。完成品を妄想してメンタルを強く保ちましょう!
■2. 印刷した紙とカッティングシートを重ねる
まずは印刷した紙からハサミなどでロゴを切り離します。あまりロゴの枠ギリギリで切ってしまうと、テープを止めるための余白がなくなりますので、ロゴの周りに余白が残るよう大きめに切ってください。切った後は紙の裏側にのりを塗ります。塗る場所は「最後に剥がす部分(今回だと白い部分)」です。※粘着力の弱いものなら全面でもOK
のり付けが終わったら下にカッティングシートを置いて重ねます。切ってる間はズレるとアウトなので、紙とシートはマスキングテープでしっかりと固定させ、またカッターマットも一緒に固定させてください。
■3. 内側から切り取る(目・鼻)
さあ、いよいよ切り抜き開始です。ここからは集中して行きましょう!まずは目や鼻といった「紙の中央にある」「切り抜くと剥がれてしまう」「小さな部分」から切って行きます。もし間違えて外側から切ってしまったらマスキングテープで再度固定して、中央を切り抜いてくださいね。切れ味の良いナイフであれば上から軽く押さえるだけで、紙とシートの表面だけが切れます。力を入れすぎるとシートの底を越えて、カッターマットに到達しますが、そこまで行かないよう力加減に注意しましょう。
写真は少し分かり難いのですが、鼻と左目(写真だと右)は紙とシートを切り抜き、紙だけ剥がれた状態です。右目(写真だと左)の周りは紙+シートが剥がれた状態ですが、剥がれた部分は後工程で剥がす場所なので特に問題はありません。ただ強引に剥がすとふちがギザギザになるので注意してください。
■4. 内側から切り取る(顔・耳)
中央の細かい部分が終われば、次は中央から外側向けて、顔や耳などのパーツを切り抜いていきます。緩い曲線は良いですが、角度のあるカーブはマットごとクルクルと回せば切りやすいです(ハサミで切る時、歯を固定して紙を回すのと同じ理屈)。デザインナイフは切れ味バツグンなので、歯の進行方向に指を置いてケガをしないよう、指の位置も気を付けながら切って行きましょう。
■5. 内側から切り取る(輪郭)
最後は一番外側の輪郭を切り抜きます。ここで失敗すると小さなパーツでの苦労が水の泡なので、そこら辺を踏まえて慎重に行きます!
耳の尖った部分など輪郭の外側で切り抜き後に捨てる部分に接しているので、切った終点を綺麗に合わせなくても、交差点が×になるように切れば切り残しもなく綺麗に切れます。また剥がすエリアが大きいと剥がしにくくなるので、輪郭から外側に向けて切れ目を入れれば剥がすエリアを小分けにできますので、ミスが減って仕上がりも綺麗になりますよ!
この辺りの工程まで来るとゴミがたくさん出てきますので、マスキングテープ・シート・紙の切れ端はくっ付けてまとめましょう。
■6. 抜いていく部分を剥がす
切り抜き頑張りましたね!お疲れ様でした。黒色のカッティングシートに切れ目が入っているのが分かると思います。あとは不要な部分をシートから剥がすだけですが、切り残しでくっついている部分は慎重にナイフで切って剥がしてください。強引に剥がすとシートが伸びたり、破れたりと大惨事を引き起こします。
シートに残す部分が今回のように「線」の場合、面積が小さく粘着力も小さいので剥がれやすいです。不要な部分を剥がすと、必要な部分まで一緒に剥がれてしまう場合もあるので、慎重に小分けにして行きます。
段々と完成品が見えて来ました!テンションは上がりますが、引き続き慎重に剥がしてください。全て剥がせたらガッツポーズでもして喜びましょう!
■7. 調整のための切り取り
ロボットのように精密であればこれで終了ですが、人間の手ではそうは行かないです。「切り残し」や「ガタガタになった線」があると思いますので、気になる所は整えて仕上げましょう。あまりやりすぎると、自分で切った前髪のように、どんどんと後戻りできない闇の領域へ引き込まれますので諦めも肝心です。これでカッティング作業は終了です。
■8. マスキングテープを全面に貼る
防水や小さなパーツの剥がれの防止のため、保護シートを上から貼るのも良いですが、保護シートは高価ですし、「剥がれてもまた作ってやるぜ!」という気合があればマスキングテープで上から全面を覆いましょう。これで細い線や離れたパーツの目などを固定して「1枚もの」のステッカーのようにする事ができます。考えた人、天才ですね。
あとは貼るタイミングまでこの状態で保存できます(長時間保存するとどうなるかは分かりません)。そしてそのタイミングが訪れたら、再び慎重にマスキングテープ全体を1枚として剥がしましょう。このロゴだと目がズレやすいですが、慎重にやればズレずにマスキングテープへ転写されます。ズレたら指でちょちょっとやってください。
■9. 貼り付け
ここまで来たらテクニックも糞もありません。男らしく貼りたい所にバシッと行ってください!ただ1点、貼る対象が車のガラスのようにツルツルだと、マスキングテープの粘着力がカッティングシートの粘着力に勝ってしまい、シートがマスキングテープから剥がれずパニック状態になります。
完成です\(^o^)/
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